2199年02月12日

各モデルの問題点と対策方法。

HGUCユニコーンガンダムのキットの中には、
いくつかの問題点を持ったものがあります。
ここではその内容と、
初心者でもできる対策方法を紹介しています。

HGUCユニコーンガンダムのキットの問題点は
大きく分けて「関節の緩さ」「パーツ脱落(ポロリ)」「組み付けしづらい」という
3つの基本パターンがあります。
関節の緩さ:接続軸を瞬間接着剤で太らせるor薄いビニールを挟み込む事で調節が可能。
パーツ脱落:簡単な対策方法は無い事が多く、接着固定する事になります。
組み付けしづらい:設計不良等で寸法が合わないので、干渉部位を削る等が必要です。

下記に、確認されている問題点と対策方法を個別にまとめています。



< 全モデル共通の問題点 >


>首関節の緩さ

>肘関節の緩さとポロリ問題

>足首関節の緩さ

>フルアーマー用脚部グレネードラックの着脱問題


< デストロイモード共通の問題点 >


>ビームサーベルラックの折損問題

>リアスカートスラスター部の緩さ


< ビームマグナムの問題点 >


左右両手対応化以降のビームマグナム(Dランナー)の保持力問題


< 1号機共通の問題点 >


>V字アンテナの脱落・紛失問題


< バンシィ・ノルン(UM&DM)共通の問題点 >


金色パーツの成形色がUMとDMで合わない問題


< バンシィ・ノルン(デストロイモード)の問題点 >


頭部アンテナが固定しづらい問題

背部ビームサーベルラックのサーベルグリップ保持力不足


< 3号機フェネクスUMの問題点 >


フェネクスにこれまでユニコーンモードが商品化されなかった理由


< 3号機フェネクスDMの問題点 >


>アームドアーマーDEを2基とも腕に装備させたい場合



両手対応化によるビームマグナムの保持力問題

【 該当キット 】
HGUC No.100 ユニコーンガンダム(デストロイモード)通常版 ※1
HGUC ユニコーンガンダム(デストロイモード)チタニウムフィニッシュVer. ※1
HGUC ユニコーンガンダム(デストロイモード)グリーンフレームVer. ※1
HGUC No.178 フルアーマーユニコーンガンダム(デストロイモード)通常版
HGUC ユニコーンガンダム(デストロイモード)セブンイレブンカラー
HGUC ユニコーンガンダム(デストロイモード)メッキフレーム/メカニカルクリアVer.
HGUC ユニコーンガンダム(デストロイモード)メモリアルクリアVer.
HGUC ユニコーンガンダム(デストロイモード)Ver.GFT
HGUC FAユニコーンガンダム(デストロイモード)レッドメッキフレーム/メカニカルクリアVer.
HGUC No.134 バンシィ(デストロイモード)通常版 ※1
HGUC バンシィ(デストロイモード)NT-DクリアVer. ※1
HGUC バンシィ(デストロイモード)Ver.GFT ※2
HGUC バンシィ(デストロイモード)メモリアルクリアVer.
HGUC フェネクス(デストロイモード)Ver.GFT ※1
HGUC フェネクス(デストロイモード)リミテッドゴールドコーティング ※3
HGUC フェネクス(デストロイモード)カラークリアVer.
HGUC フェネクス type RC(デストロイモード)
HGUC フェネクスType.RC(デストロイモード) リミテッドシルバーコーティング
HGUC No.199 フルアーマーユニコーンガンダム(デストロイモード)レッドカラーVer.
※1:2013年12月以降に生産された再販分が対象。
※2:ビームマグナムを右手に持たせる場合のみ対象。
※3:発売は両手対応化以前ですが生産が金型の両手対応化加工以降の為対象。

【 問題の内容 】
該当キットに使用されているDランナーに配置されるビームマグナムが、
2013年12月発売の「HGUCバンシィ(デストロイモード)Ver.GFT」における
左手でのビームマグナム保持の為、
ビームマグナムのグリップ部分に左手保持用の加工が施された際、
右手保持用の固定ダボの形状変更が
設計ミスにより不適切な位置形状となった為に
右手で保持した際に右銃持ち手に干渉し保持力が大幅に低下、最悪ダボが千切れる。
メーカーが対策を実施しない限り、多くの該当キットに永久に残り続ける不具合。

【 対策方法 】
右手に干渉するグリップ部分を現物合わせで削る。
削ったうえで接着固定するのが望ましい。

1.右手用ビームマグナムと両手対応化ビームマグナムの違い。

右手専用はグリップ左側にダボが無く、
右側のダボが手のひらパーツの凹部に合わせた長方形となっています。
両手対応化はグリップの両側に逆三角形型の小さなダボがあります。

2.両手対応化ビームマグナムのダボのズレに関して。

左右のライフル持ち手の形状は左右対称で同じなのに、
グリップ右側の固定ダボの位置が左側に比べ大きくズレています。

3.両手対応化ビームマグナムを無加工で右手で持った状態。

調整加工を行わないまま右手で持つと、
←画像のように手のひらパーツと
指パーツの隙間が開いたり、
手のひらパーツがグリップに
しっかりとくっつかなくなります。
無理矢理組み付ければ隙間は無くせますが、
その場合ほぼ確実にダボが損傷しているので、
外す際にダボが一緒に千切れて取れます。


4.干渉部分の調整。

右の手のひらパーツがグリップに干渉する部分を現物合わせで少し削ります。
着脱せずに接着固定する場合は大きく削ってしまってもOKです。
ハンドパーツ側を削る場合は、手のひらパーツと指パーツ両方を削る必要がありますが、
調整がもっと面倒な為、グリップ側の加工をオススメします。

5.調整加工後。

接着固定が望ましいですが、
着脱するつもりであれば、
保持力調整はややキツめに。
しかしダボが小さな逆三角形型で弱い為、
頻繁に着脱すると恐らく千切れます。
フルアーマーユニコーンモードの
右手専用ビームマグナムWE1Dパーツを
部品注文して使用するのが最良です。

【 補足 】
この問題は、該当するキットに使用されているDランナー全てで発生しています。
Dランナーの現存する金型そのものに両手対応化加工を行っている為、
2013年12月以降に生産・販売された該当キット全てが対象となります。
このDランナーを採用するキットは非常に多い事も問題となります。
またバンシィ(デストロイモード)Ver.GFTで左手で持たせる場合は
ダボの位置が適正な為、基本的には問題なく保持できますが、
ダボの形状が悪い為、やや外れやすくなっています。

なお、従来通りの右手専用ビームマグナム(リボルビングランチャー無し)は、
HGUC No.156 フルアーマーユニコーンガンダム(ユニコーンモード)通常版」及び
その成形色違いにのみ付属します。
このキットに付属する右手専用ビームマグナムは新規専用金型であり、
部品形状は両手対応化以前のビームマグナムのCADコピーと思われます。
ただし、HGUC No.156のFAユニコーンモードのビームマグナムは、
同キット及びNo.178デストロイモードでのアニメ版仕様のグレーパーツと
なぜかやや色合いが異なっている為、無塗装の場合は要注意。



HGUCバンシィ・ノルン(UM&DM)の変形前後の色問題

【 該当キット 】
HGUC No.153 バンシィ・ノルン(ユニコーンモード)通常版
HGUC バンシィ・ノルン(ユニコーンモード)チタニウムフィニッシュVer.
HGUC No.175 バンシィ・ノルン(デストロイモード)通常版
HGUC バンシィ・ノルン(デストロイモード)グリーンフレームチタニウムフィニッシュVer.

【 問題の内容 】
頭部アンテナや襟周り、アームドアーマーXC等の金色パーツの成形色、
スラスターやアームドアーマーXC等に使用する金色ホイルシール等、
サイコフレームでもない通常パーツの色合いが
ユニコーンモードとデストロイモードの変形前後で
あからさまに異なっている。
またチタニウムフィニッシュVer.では外装の2色のメッキの色合いも
変形前後で異なっている。

【 対策方法 】
無し。
無塗装・無加工である限り対策不可能です。
襟周りや脚部等の共通形状のパーツ・ホイルシール部分は
部品注文で同じ部品やシールを使う事で回避はできるが…。

1.

普通に考えてユニコーンモードとデストロイモードは
可変機の変形前後の形態の違いでしかない為、
外装パーツの色が変わるのはおかしいと思います。
ノルンDMの金色パーツの成形色は、
バンシィUM、バンシィDMと同じオレンジメタリックですが、
ノルンUMだけは深みのあるゴールドメタリック成形です。


2.

つまりノルンUMだけ金色パーツの成形色が
他の3機とは違ってしまっている訳です。
バンシィDMとノルンDMでサイコフレームの成形色が
異なるのは、機体仕様も変わっていますし
表現の違いで納得できますが、
同じ仕様機の変形前後で色が変わるのは
さすがにおかしな話だと思います。

3.

ホイルシールは逆にバンシィUM、DM、ノルンUMが
共通のキラキラしたメタリックシール仕様で、
ノルンDMだけが安っぽい印刷仕様となっています。
ちなみにノルンDMでは赤や緑のシールも
他のキット等のメタリックシールとは異なる
質感の低い印刷仕様となっています。


4.

チタニウムフィニッシュVer.でもUMとDMとで
ダークブルーメッキの青味の強さや色の濃さ、
つや消しゴールドメッキの黄色味の強さや
光沢感が異なっています。
ただメッキの色に関しては、製造時期の
調色具合や状況の変化等の問題もあるので
そこまで言及するのもどうかとは思いますが…。

1号機や他のバンシィでは問題無いにも関わらず、
ノルンのUMとDMとの間だけこのような違いがある点は疑問に思います。
恐らく発売時期が大きく異なっている事による、
開発時のメーカー事情の変化だとは思いますが、
できればきちんと統一して欲しいところですね。



HGUCバンシィ・ノルン(デストロイモード)のアンテナが固定しづらい問題

【 該当キット 】
HGUC No.175 バンシィ・ノルン(デストロイモード)通常版
HGUC バンシィ・ノルン(デストロイモード)NT-DクリアVer.
HGUC バンシィ・ノルン(デストロイモード)Ver.GFT
HGUC バンシィ・ノルン(デストロイモード)グリーンフレームチタニウムフィニッシュVer.

【 問題の内容 】
頭部アンテナのG1@パーツとG1Bパーツの組み付け部位の寸法が合わず、
嵌合がキツイため、組み付けしづらい・できない。

【 対策方法 】
G1@及びG1Bの干渉する部位を現物合わせで削った上で、接着固定する。

1.

金色のアンテナパーツG1@及びG1Bにおいて、
←画像のように、正面から見て接触する部分
(ホイルシールDを貼る部分)が、
設計不良により両者のサイズが合っておらず
干渉する為、しっかりと奥まで入らなくなっています。

2.

G1@中央の凹部内側の干渉する部位を、
左右の角度が同じになるように注意しつつ
現物合わせで削ります。
可動させる部分でもなく、
後から着脱が必要になるパーツでもないので、
潔く接着固定を前提としますので、
少し余裕を持たせて削っても大丈夫です。

3.

G1B根本後ろ側にある三角形の凸部も
G1@に干渉しており、
G1@をしっかりと奥まで差し込む事が
できなくなっています。

4.

ここは斜面の角度が変わらないように、
平行に約0.5mmほど現物合わせで削ります。
←画像の加工後は削る限界レベルです。
要するに少し削り過ぎています。
この加工前後の中間くらいを目安に
現物合わせで削って下さい。

5.

この加工を行わないと、
アンテナがしっかり固定できない場合が殆どです。
無理矢理押し込めば一応固定はできますが、
ポロリしやすい状態になるばかりか、
接触部分が潰れたり、押し込む際に
アンテナが折れたり等の危険もあります。
素直に削って接着するのが一番良いと思われます。



HGUCバンシィ・ノルン(デストロイモード)のサーベルグリップ保持力問題

【 該当キット 】
HGUC No.175 バンシィ・ノルン(デストロイモード)通常版
HGUC バンシィ・ノルン(デストロイモード)NT-DクリアVer.
HGUC バンシィ・ノルン(デストロイモード)Ver.GFT
HGUC バンシィ・ノルン(デストロイモード)グリーンフレームチタニウムフィニッシュVer.

【 問題の内容 】
アームドアーマーXCにあるビームサーベルグリップ収納スペースが
設計不良により広すぎる為、ビームサーベルグリップBCをほとんど保持できない。

【 対策方法 】
無し。
グリップBCを接着固定するか、収納しない。

1.

設計上ではサーベルホルダー部のG2I及びG2Jの
2パーツによる挟み込みで
グリップBCを固定する事になっていますが、
G2IとG2Jをどんなにしっかり奥まで組み付けても、
グリップBCを収める空間が僅かに広い為、
グリップBCがすぐにポロリしてしまいます。

2.

ホルダー内側にはグリップの固定ピン等も無く、
グリップBCを固定するには
接着剤で完全に固定するしかありません。
もしくはグリップを収納しないか。
グリップBCは4本付属するので
2本をXCに接着固定しても
腕部のビームサーベルが使用できます。

※部品番号は左側のものですが、問題点は左右共通です。
※クリア成形モデルでは嵌合がキツイ為、保持力は更に弱くなります。
※メッキモデルでは塗膜が厚い為、僅かに保持力があります。



フェネクスにこれまでユニコーンモードが商品化されなかった理由

【 該当キット 】
HGUC No.153 バンシィ・ノルン(ユニコーンモード)通常版

【 問題の内容 】
ユニコーンガンダム1〜3号機の3機種の中で、
これまで3号機フェネクスのみユニコーンモードが商品化されていなかった。
その理由は、アームドアーマーDEの閉じたユニコーンモード状態が
HGUC No.153 バンシィ・ノルン(ユニコーンモード)でしか商品化されておらず、
尚且つこのモデルは構造上の問題からフェネクスUMへの流用が不可能だった為。

【 問題の詳細 】

phenex01.jpg1.

フェネクスではアームドアーマーDEを2基、
バックパックの接続アームを介して装備している。
バンシィ・ノルンUM発売当時はまだ
3号機フェネクスは設定自体が存在していなかった為、
バンシィ・ノルンUMのキットでは
接続アーム取り付けが考慮されていない。

phenex02.jpg2.

バンシィ・ノルンUMのアームドアーマーDEは
通常シールドにDE外装を被せる構造となっていて、
DEを2基装備するフェネクスへ流用するには
通常シールドのパーツも全て2セット必要となっている。

phenex03.jpg3.

フェネクスで接続アームを取り付ける部分は
バンシィ・ノルンUMのアームドアーマーDEでは
接続用の穴が開口されていない。

phenex04.jpg4.

接続穴が来るべき部分のパーツ内側は
通常シールドの上端の穴と
それをDE外装に固定するためのリブ等がある為、
金型加工でこの部分に穴を開けて
内側にポリキャップを仕込む事はできない。

phenex05.jpg5.

バンシィ・ノルンUMを流用して
フェネクスUMを商品化するには
この他にも閉じたアンテナ、DE接続アーム、
ビームマグナムが必要だが、
それらだけなら金型加工で追加したり、
フルアーマーユニコーンUMの
WE1ランナーの追加だけで可能。


【 対策方法 】
無し(2016年11月に待望のユニコーンモードが発売)。


posted by ろあの〜く。 at 00:00| 概要と注意点